# メーガット・ダム＆スリー・ランナー：水上で過ごす一夜

> スリー・ランナー国立公園のメーガット・ダムで、竹のいかだ小屋に泊まり、カヤックを楽しむ。チェンマイから約1時間の完全なデジタルデトックス。

街から北へ1時間走ると、喧騒がふっと消えます。**メーガット・ダム**は、**スリー・ランナー国立公園**の山々に抱かれた、細長い翡翠色の貯水池です。ロングテールボートが桟橋を離れた瞬間、なぜ人々が何度も訪れるのかがわかります。車も、バイクも、まともな電波もない。あるのは水と森、そして竹のいかだ小屋だけ。

## 場所について
この貯水池は、**メーガット・ソンブーン・チョン・ダム**の背後に広がっています。1980年代に完成したアースフィル式のダムで、**メーテン**郡の広い川の谷を水没させて生まれました。その結果、約15キロメートルにわたる穏やかで深い水面が、四方を森に覆われた尾根に囲まれています。かつて生えていた**レインツリー**が今も水面から顔を出し、枯れた梢が光を受けて輝く場所もあります。水面は一年の大半、鏡のように静かで緑色に輝いています。

秘境のような雰囲気がありますが、実はアクセスが思いのほか簡単なのも魅力のひとつ。昼前には湖の上に浮かんでいながら、タイ第二の都市をはるか遠くに置いてきたような気分になれます。

![メーガット・ダム＆スリー・ランナー：水上で過ごす一夜](/blog/mae-ngat-dam-sri-lanna/visual.webp)

## 水上に泊まる
ここでの最大の体験は、**浮かぶいかだ小屋**に一泊することです。岸のすぐそばに係留された素朴な竹のバンガローで、水位に合わせてゆっくりと揺れ、ボートでしかたどり着けません。シンプルなものはマットレスと蚊帳とデッキだけですが、意外と快適なものもあります。どれも共通しているのは、デッキから直接貯水池に飛び込んで泳げること、そして近くの浮かぶキッチンからロングテールボートで食事が届けられることです。

ここでの日々は、贅沢なほど何もありません。**カヤック**で岸沿いを漕いだり、**SUP**でレインツリーのそばまで漕ぎ出したり、ただデッキに寝転がって何もしなかったり。日が暮れると、何キロ先まで光害がないため、街の近くではめったに見られないほどの星空が広がります。[チェンマイ周辺の滝](/blog/waterfalls-chiang-mai)でほんの少し感じられる静けさをもっと深く味わいたいなら、ここがその答えです。

## 予約とデイトリップについて
湖ではいくつかのいかだ業者が営業しており、ほとんどがボートの送迎、いかだ小屋、食事をまとめた**パッケージ**を販売しています。個別に手配するよりずっと簡単です。特に週末やタイの祝日は人気の小屋がすぐに埋まるため、早めの予約をおすすめします。別途、**国立公園の入場料**とボート代がかかります。

時間が限られている方には**日帰り旅行**も最適です。午後にボートを借りたりいかだをレンタルしたりして、泳いだり、カヤックをしたり、デッキでタイ北部料理のランチを注文したりして、夕方には街に戻れます。近くの**ブアトン（スティッキー）滝**と組み合わせると、充実した一日になります。

## アクセスと訪問時期
チェンマイからは車またはバイクで約1時間です。**107号線**を北上してメーテン方面へ向かい、ダムへの分岐を曲がって桟橋まで道なりに進みます。バイクに自信がある方には気持ちのいいルートですが、最後の区間は田舎道になるため、まず[スクーターのレンタル](/blog/renting-a-scooter-chiang-mai)についての注意事項をご確認ください。運転したくない方には、**ツアー参加**やプライベートドライバーの利用が手軽です。[チェンマイの移動手段](/blog/getting-around-chiang-mai)のガイドで選択肢をご確認いただけます。

訪問のベストシーズンは**涼しく乾燥した時期**（おおよそ11月〜2月）です。水位が高く、空が澄み渡り、夜は毛布が恋しくなるほど涼しくなります。雨季の最盛期は避けるのが無難で、**公園の一部エリアが季節によって閉鎖される**こともあるため、出発前に確認しておくと安心です。山と水が織りなす景色が好きな方には、[チェンダオ](/blog/chiang-dao)周辺の谷や[ハイキング＆トレッキング](/blog/hiking-trekking-chiang-mai)ガイドで紹介しているトレイルも自然な次のステップです。また、近場で同じような気分を味わいたい午後には、[フアイトゥンタオ湖](/blog/huay-tung-tao-lake)もおすすめです。ダムへの道はメーテンを通るので、帰り道に彩りを添えたいなら、[1時間ほど北にある絢爛豪華な寺院群、ワット・バンデン](/blog/wat-ban-den)とも相性よく組み合わせられます。

荷物は軽めに、ノートパソコンは置いていきましょう。湖があなたをほぐしてくれます。街では決して得られないような、深い休息を持ち帰ることができるはずです。それこそが、ここに来る意味なのです。

心を込めて、
Ada House チーム
