# チェンマイのタイ式ハーブサウナ：スチーム、ハーブ、そして至福のかがやき

> チェンマイのタイ式ハーブサウナを探すなら——素朴な近所のスチームハウスから高級スパまで、料金・マナー・体験をご紹介。

スパトリートメントと村の習慣のあいだに、チェンマイで最も愛しいリチュアルのひとつがある。タイ式ハーブサウナだ。レモングラス、コブミカン、カンファーを煮出した湯気が、薄暗い小さなスチームルームへと送り込まれる。座り、汗をかき、シャワーを浴び、お茶を飲み、全身がほうっと満たされるまで繰り返す。費用はほとんどかからず、特別な準備も不要。一週間のうちで最もタイ北部らしい一時間になるかもしれない。

## 芳香を持つ伝統医学

ハーブスチームはタイ伝統医学に深く根ざしている。*ヤーホム*（直訳すると「芳香の薬」）と呼ばれる定番のハーブ束には、レモングラス、コブミカンの皮、ターメリック、カンファーが組み合わされ、さらにガランガル、ショウガ、タマリンドの葉が加わることも多い。木造の小屋の裏でかまどのように煮立てられ、漂う芳香のスチームは、体の痛みを和らげ、頭をすっきりさせ、疲れを癒すために何世代にもわたって用いられてきた。

この習慣は地域の暮らしに深く溶け込んでいる。寺院はかつて癒しの場として機能し、今もスチームハウスが寺院の境内またはその隣に建っている場所がある。ハーブスチームは産後ケアの伝統的な慣習、*ユーファイ*（「火のそばにいる」）にも用いられてきた。出産後の数週間、新米の母親が温もりとハーブとともに安静にする習わしだ。この世界に興味を持ったなら、[チェンマイの伝統医学](/blog/traditional-medicine-chiang-mai)に関するガイドで詳しく紹介している。

![蒸気立つ土鍋のそばに置かれたレモングラス、コブミカン、ターメリックの束](/blog/herbal-sauna-chiang-mai/visual.webp)

## 近所のスチームハウス

最も純粋な形は、実にあっさりとしたものだ。チェンマイの古い街並み——多くは寺院の近く——には、コンクリートか木材でできた小さなスチームハウスが点在している。ベンチがあり、後ろではボイラーがぐつぐつと音を立て、裏にシャワーがある。男女別の部屋がある場所もあれば、全員が慎ましく体を包んで使う混合の場所もある。サロンはたいてい貸し出されているが、持参するのも悪くない。

料金は驚くほど手頃で、**おおよそ50〜200バーツ程度**が多く、タオル・ロッカー・ハーブティー、さらにボディスクラブがついていることもある。長年親しまれているスポットとしては、旧市街の北東に近いハーブスチームハウスや、堀の南に位置するオールドメディシンホスピタル（Shivagakomarpaj）がある。後者は由緒ある伝統医学の学校で、スチームとマッサージを同じ屋根の下で体験できる。気取りのないフレンドリーな接客で、観光客はほとんどいない。

## スパ版のスチーム

もっとゆったりと始めたいなら、市内の多くの高級デイスパがハーブスチームルームを備えており、たいていはマッサージの前に案内される。筋肉を温め、ほぐれた状態でマッサージを受けられるようにするためだ。使うハーブは同じだが、トタン屋根の代わりにレインシャワー、ローブ、キュウリ入りのウォーターが用意されている。料金は数百バーツ、またはトリートメントパッケージに含まれていることもある。[チェンマイのデイスパ](/blog/day-spas-chiang-mai)まとめ記事で信頼できる選択肢を紹介している。

## リチュアル：スチーム、休憩、繰り返す

リズムがある。地元の人々は体感でそれを知っている。まずシャワーを浴びる。スチームルームには**10〜15分**——快適に感じられる範囲で——座る。出たら、シャワーを浴びるか、外の空気のなかでそのまま座り、飲み物を飲み、心拍数を落ち着かせる。そしてまた入る。1時間で2〜3ラウンドが十分な目安だ。ラウンドの合間に、レモングラス・パンダン・ベルフルーツなどのハーブティーを出してくれる場所も多く、最後のスチームの前に伝統的なパウダースクラブ（タナカという木の皮を粉末にしたもの）を渡してくれることもある。水分補給は必須だ。思った以上に汗をかく。

## 実際にどんな感じか

正直に言うと、最初の一息は衝撃的だ。ドアを開けると、熱く湿った芳香のある空気の壁が迫ってくる。カンファーとユーカリの香りが鼻腔に直接入り込み、一瞬目がしみるかもしれない。やがて落ち着いてくる。タイのハーブスチームルームは北欧式サウナより穏やかで、80度超ではなく、**概ね40〜50℃程度**だが、ほぼ完全な湿度のなかでは汗が速やかに、たっぷりと出てくる。時間がゆっくり流れる。最後にシャワーを浴び、湿ったサロンに包まれて出てくると、肩が解け、肌がやわらかく、頭の中が洗い流されたような、なんとも言えない余韻がある。その夜はぐっすり眠れる人がほとんどだ。

![スチームの合間に木製のベンチでハーブティーを手に休む入浴者](/blog/herbal-sauna-chiang-mai/visual-2.webp)

## 効能について、誇大広告なしに

スチームが何をして、何をしないかについて正直に話そう。リラックス効果は確かにある。運動後、長距離フライトの後、マッサージの後に気持ちがいい。アロマが一時的に呼吸を楽にしてくれる。熱さと休憩を交互に繰り返すリチュアルは、脳を休ませる素晴らしい方法だ。しかし「毒素を排出する」わけではない——それは肝臓と腎臣が十分に担っている。このテーマについては、[デトックスリトリート](/blog/detox-retreats-chiang-mai)に対する懐疑的な視点の記事でも取り上げている。

念のため記しておくと、この記事は一般情報であり、医療アドバイスではない。スチームバスは一時的に心拍数を上げるため、妊娠中の方、心疾患や血圧の問題がある方、または不安な持病のある方は、事前に医師に相談してほしい。飲酒後は避け、セッションは短めにし、めまいを感じたらすぐに退室しよう。

## マナーと最高の組み合わせ

暗黙のルールはシンプルだ。サロンは着けたままにする——タイのスチームハウスでは裸になる慣習はない。入る前にシャワーを浴び、声は低く保ち、混んでいるときにベンチを独占せず、制限時間を挑戦とは思わないこと。笑顔とお礼の一言が、近所の場所では大きな意味を持つ。

組み合わせについて言えば、スチームが先、マッサージが後。温まった筋肉は冷えた筋肉よりもはるかに[タイ古式マッサージ](/blog/thai-massage-chiang-mai)を気持ちよく受け入れる。だからこそスパはその順序で組んでいる。1時間のスチーム、1時間のマッサージ、レモングラスティーのポット——数百バーツで味わえる、ここに暮らす豊かさのひとつ。午後はラップトップを置いて出かけるとても良い理由だ。
